映画「弥生、三月」~君を愛した30年~が間もなく上映されます。
今回は、この物語の象徴ともいうべきロケ地をご紹介します。
「弥生三月」予告編にたっぷり詰まったロケ地
「弥生、三月」この短い予告編には、物語の大事なシーンが盛沢山詰まっています。
そして大事なシーンに欠かせないのが、そのシーンを彩るロケ地です。
「弥生三月」のロケ地はどこ?
「弥生、三月」のロケ地は、主に仙台・宮城・福島です。
その他にも、栃木県や神奈川県でも撮影が行われたようです。
物語の節目節目の大事な場面には、印象的なロケ地も存在します。
そんなロケ地をご紹介いたします。
「弥生三月」のロケ地で象徴的な場所をご紹介
「弥生三月」で印象に残るであろうロケ地または物語の象徴的なロケ地へ行きましょう。
「弥生三月」のロケ地/宮城県泉松陵高等学校
物語のはじまり、弥生と太郎が通う高校のロケ地。
宮城県泉松陵高等学校。
アクセス
仙台市地下鉄南北線八乙女駅か泉中央駅より
宮城交通バス鶴が丘ニュータウン行で「泉松陵高校前」下車
弥生を演じる波留さんは、28歳。
太郎を演じる成田凌さんは、26歳。
お二人とも高校を卒業され、8年~10年経過されているのに、ホント高校生のように若々しく演じられています。
この宮城県泉松高等学校は、遊川監督の奥さんの母校ということで運命的なものを感じます。
「弥生三月」のロケ地/登米市南方桜街道の分かれ道
卒業式後の別々な道を歩んだシーンのロケ地。
宮城県登米市南方桜街道の分かれ道。
弥生と太郎の二人のこの先を暗示しているような二つに分かれた道。
そしてその真ん中には桜の木が・・・
「分かれ道の真ん中に桜の木が佇んでいる」
ロケ地である宮城県で何十か所もこの条件を満たしている場所を探してようやく見つけたこの桜の分かれ道。
この物語を象徴する重要なシーンが、この場所で撮影されました。
弥生、もし40過ぎても結婚してなかったら
俺が結婚してやる
そういって、太郎と弥生は別々の道を歩むことになります。
いつまでの重なり合わない長い道を・・・
「弥生三月」のロケ地/仙台ロイヤルパークホテル
卒業式から2年後にこのロケ地で結婚式を挙げる弥生(20歳)
その撮影場所は、仙台ロイヤルパークホテルです。
しかしこの結婚は、弥生が自ら望んだ結婚ではありませんでした。
結婚式の最中に太郎が現れ結婚式をめちゃくちゃにします。
1967年の上映された映画「卒業」を思い起こさせるシーンでもあります。
この出来事はお互いの心の中に
「いつかこの人と結婚する」
という確信が芽生えていくきっかけとなります。
「弥生三月」のロケ地/仙台空港アクセス線 杜せきのした駅
弥生に対する本当の気持ちを始めて太郎が打ち明けるシーンのロケ地である
仙台空港アクセス線/杜せきのした駅
ここでの撮影は、最終電車の運行終了から、夜が明けるまで行われました。
「弥生三月」のロケ地/福島県三春町の平堂壇の桜
弥生と太郎が出会うきっかけとなったサクラが眠るロケ地。
福島県三春町の平堂壇の桜。
弥生と太郎のすれ違いは、(太郎のことが好きだった)亡くなったサクラに対する二人の思いから始まりました。
※ご覧の通り、周りは田畑となっております。迷惑となる駐車や、無断での田畑への侵入はご遠慮ください。
岡の上に、まるで何かを見守るように堂々とそびえたつ桜の木。
この桜の木は、サクラの象徴なのかもしれません。
その角度により様々な表情を見せると言われる、平堂壇の桜。
これからの桜のシーズンになれば多くの方が訪れるかもしれません。
「弥生三月」で物語の節目ごとに登場するこの
「平堂壇の桜」
この桜は、「弥生、三月」という物語の象徴とも言うべき桜なのかもしれません。