フィリピンのドゥテルテ大統領が話題となっています。
その理由は、世界的な経済低迷のこの時期に、ドゥテルテ大統領と議員200名の給与1カ月が寄付され、見えない敵に対する対策費用に充てることになったからです。
その額日本円にしておよそ1億円。
ドゥテルテ大統領(ドゥテルテ政権)の最新の支持率と国民からの評価について調べてみました。
ドゥテルテ大統領の最新の支持率が気になる
フィリピンのドゥテルテ大統領が自らの給与と議員200名の給与1カ月分を国の見えない敵への対策費用のために寄付するということで話題になっています。
国の危機的状況においては、国のトップが自らの身を削って国民を守るという姿勢を体現されているドゥテルテ大統領。
そんなドゥテルテ政権の最新の支持率が気になるところです。
最新のものが2020年1月21日に発表されたものになります。
フィリピンの民間調査会社ソーシャルウェザーステーションズ(SWS)によれば、ドゥテルテ政権に満足しているという国民が82%と高い数値となっています。
一方で不満と回答した国民が10%と、こちらは低い数値を示しています。
残りの8%は、どちらでもないという回答でした。
ここでの注目は、満足から不満を差し引いた比率(ネット満足比率)です。
この数値72%となっております。
この調査は、ドゥテルテ政権発足以来、ここまで14回にわたって行われてきましたが、今回のこのネット満足比率の数値が過去最高値となっています。
この調査の発表は1月21日ですが、調査日は2019年12月13日~16日に、全国の18歳以上の1200人を対象に行われたものであり、今回の給与の寄付により、政権に対する満足度は更に上がると予想されます。
それにしても国民の政権に対する満足度(ネット満足比率)が7割越えとは、ドゥテルテ大統領の人気の程がわかります。
安倍政権の支持率は?
ちなみに日本の安倍政権の最新の支持率も気になります。
全国の18歳以上の男女1240人からの回答による2020年3月時点のNHK世論調査によれば、
安倍内閣支持率43%、不支持41%となっております。
支持率から不支持を差し引いたネット支持比率は2%となってます。
安倍政権は、過去の政権と比較したら支持率は高いというイメージがありましたが、不支持の比率も高く、ネット(差し引き)でみたら相当低いことになります。
フィリピンのドゥテルテ政権のネット満足比率が72%であるのに対し、安倍政権のそれが2%とは、その政策に対する国民の満足度が表れではないかと思います。
ちなみに安倍内閣の支持率の世論調査が3月6日~9日までの結果に基づいた数値となっています。
もしかしたら現時点(4月11日時点)においては、不支持率が支持率を上回ってしまっている可能性もあります。