ラグビーワールドカップが開幕しました。
日本代表でキャプテンを務めるのがリーチマイケルです。
日本チームの誰もが認める頼れるキャプンのリーチマイケルですが、日本に交換留学生としてニュージーランドからやってきた当時とは全く別人です。
そんなリーチマイケルがなぜここまで強くなったのでしょうか?
その鍵は、リーチマイケルの高校時代にありそうです。
そんな彼の高校時代をご紹介します。
リーチマイケルの高校時代が今の原点!留学当初は今とは別人!
1988年にいラグビー王国のニュージーランドで生まれたリーチマイケル。
ラグビーを知ったのは、5歳の時です。
初めてラグビーボールを持った時に、雷が打たれたような衝撃が走ったそうです。
5歳で雷が打たれたような衝撃って・・・おそらくビビビッときたのでしょうけど、そのころからラグビーボールが友達のような生活になったようです。
15歳で交換留学生として北海道の札幌山の手高校へやってきました。
高校に入学したころは、身長は180cmに満たない、細い体の選手でした。
札幌山の手高校は、ラグビーの強豪校です。
ラグビー部の生徒らは、みなラグビーの聖地・花園を目指し、真面目に毎日猛練習に励んでいました。
そこに飛び込んだリーチ少年は、ついていくのがやっとだったそうです。
そのころを思い出しリーチマイケルは
最初に来た頃は、学校申し訳なかった
弱かったから細くて、期待外れ・・最初の頃
と語っておられます。
山の手高校は、ラグビー強豪校なので花園の地には立てたようですがリーチマイケルが、今でも恩師と慕う佐藤幹夫監督は当時を振り返り
相手に『あの外国人たいしたことないな』と言われて彼はすごくショックを受けた
と仰っておられます。
リーチマイケルの高校時代が今の原点! ニュージーランドの実家が火災に
リーチマイケルが高校2年生の時それは起こりました。
ニュージーランドの実家が火災で家が全焼してしまいました。
幸いご家族は全員無事だったようです。
この時にリーチマイケルを助けるために奔走したのが、佐藤幹夫監督やラグビー部の仲間でした。
彼らはリーチのために募金を呼びかけ、それによりリーチの家族は救われました。
行きつけのラーメン屋さんやびっくりドンキー、定食屋さんも助けてくれました。
その頃からリーチは、ある思いを抱くようになります。
リーチマイケルの高校時代が今の原点!挫折からの気付きと成功!
高校時代の自分の弱点を補うためにリーチマイケルは必死でした。
一人で練習が終わった後もタイヤ引きや筋トレをやったり、食事の量も増やして体もだんだん大きくなり強くなっていきました。
また、火災により大切なことに気づくことができました。
それは、自分の為、そして自分の家族の為に助けてくれた日本の仲間の存在です。
そして(助けてくれた)この人たちの為に恩返ししたいという気持ちがひしひしと湧き上がっていきます。
その思いを胸に、 日本人の適当にしない勤勉さを学び、できるようにになるまでひたむきに練習しました。
日本で生活を送りながら、謙虚さや相手を敬う日本人の姿勢を学びました。
その努力が実を結び日本ラグビーを代表する存在になっていくのです。
母国ニュージーランドからオファーがあった時も、母国に帰らずに日本にとどまりました。
その理由は、日本に恩返しするためです。
挫折を経験した人に成功者が多いといわれますが、リーチマイケルもまさにその一人ではないでしょうか。
挫折を味わい、自分の弱さを克服するためリーチマイケルは人一倍努力し圧倒的な強さを手にします。
挫折を味わったからこそ、弱い人や苦しんでいる人、悩んでいる人の気持ちがわかり寄り添えるのではないでしょうか。
私も、中学時代いじめられた経験があります。
その経験があったからこそ、弱い人の気持ちがわかるようになったと思います。
そして優しくなれます。
いまそろばんの先生をしていますが、悩んでいる子、弱い子に寄り添いたくなります。
その経験が大いに役立っているのではないでしょうか。
リーチマイケルは、今や日本チームの誰もが認める頼れるラグビー日本代表キャプテンへと成長を遂げました。挫折という経験が無ければ、もしかしたら今のリーチマイケルでなかったのかもしれません。
まとめ
リーチマイケルは
僕は日本で成長させてもらった。ラグビーも日本で上手くなった。留学して15年、人生の半分を過ごした日本でW杯に出られるのは特別なこと。 日本人のメンタルの強さ、ラグビーの強さを証明することで恩返しがしたい。
と述べておられます。
日本開催のラグビーワールドカップを絶好の恩返しの舞台と考えているリーチマイケル。
その思いを胸に、この戦いがリーチの思い描く大会となることを願うとともに
もうすでに日本人は、リーチマイケルからたくさんのものを頂いているということを伝えたいです。
以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。