しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権。
女子ゴルファーの日本一を決めるこの大会。
渋野選手は過去2回出場したこの『日本女子オープンゴルフ選手権』は、良い成績を残せていません。
そして、大きな進化を遂げて帰ってきた、しぶこ(渋野日向子)。
過去2度の成績は”ポンコツ”だったと振り返り、今大会については
『それなりの結果を出したい』と気合も入っています。
日本女子オープンゴルフ選手権ではどんなプレー、そしてどんなコメントを残してくれますでしょうか。
渋野日向子選手の大会の様子、コメント、スコアをまとめてご紹介します。
しぶこの日本女子オープンゴルフ選手権2019の会場、日程、賞金、大会前コメント
過去2年はポンコツだった、しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権。
開催期間は、10月3日(木)~10月6日(日)
会場は、 COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース(6479ヤード/パー72)です。
コースの特徴は、丘陵コース。
うねりのあるフェアーウェイ、微妙なアンジュレーショングリーンが選手たちを苦しめるコースです。
女子プロゴルファー日本一を決める大会、優勝賞金も高額です。
優勝すれば、賞金ランクトップを行く、申ジエ選手に近づけるチャンスです。(申ジエ選手の結果次第では逆転も可能)
現在賞金ランク2位の渋野選手。
お二人の金額の差は、現時点で、約1,125万円です。
・賞金総額15,000万円
・優勝賞金3,000万円
ミヤギテレビ杯(前大会)では、ショットの調子がいまいちだった渋野選手。
その後調整をされ
ショットの感じは悪くなかった。
とその表情は明るい様子でした。
10月1日には、プロアマ戦に出場した渋野選手。
同期組の畑岡奈紗選手とのラウンドに
しっかり勉強したい
とコメント。
現在世界ランキング6位の畑岡選手。
女子ゴルファー日本一を決めるこの大会で過去2度優勝しています。
また一時帰国したコニカミノルタ杯(9/12~9/15)では、優勝しています。
アメリカツアーを主戦場としている畑岡選手ですので、渋野選手も学ところが多いのだと思います。
(プロアマ後の)コースの印象について
グリーンが思ったより速くない。けっこう止まりますね
きょうはずっとパットがショートしていた
しっかりオーバーさせるパットをしないと、
バーディが獲れない。攻める気持ちが必要ですね
と、語っておられました。
今大会のキーワードは”攻める気持ち”です。
大会に向けての意気込みは
(日本女子オープンは)女子で1番強い人が選ばれる。
日本で一番大きいメジャー大会というイメージだし、
ここで勝つのは、かなり名誉なことだと思います
と気合十分です。
しぶこの日本女子オープンゴルフ選手権 2019:1日目の同組選手とコメント、スコア
しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権 1日目。
同組には、畑岡奈紗選手とユ・ソンヨ選手(韓国)がいます。
前大会のミヤギテレビ杯では、畑岡選手とはプロ転向後初の同組だった渋野選手。
2大会連続で一緒のラウンドになりました。
黄金世代同士、そしてライバル同士、いいラウンドになるのではないでしょうか。
ユ・ソヨン選手は1990年生まれの韓国の選手です。
元世界ランク1位の選手です。
ユ・ソヨン選手も畑岡選手と同じく米国ツアーを主戦場とされています。
日本人世界ランク上位2人が一緒のラウンドとは、ギャラリーにとっても2倍楽しめそうですね。
1日目の成績(スコア)
1H | 2H | 3H | 4H | 5H | 6H | 7H | 8H | 9H |
〇 | ー | ー | 〇 | ー | □ | 〇 | 〇 | △ |
10H | 11H | 12H | 13H | 14H | 15H | 16H | 17H | 18H |
〇 | 〇 | ー | ー | ー | 〇 | ー | 〇 | ー |
★:アルバトロス ◎:イーグル 〇:バーディ ―:パー △:ボギー □:ダブルボギー
■:トリプルボギー
スコア(1日目):8バーディ1ボギー1ダブルボギー 5アンダー 「67」7位タイ(首位と3打差)
ライバルの畑岡選手と同スコアでラウンドを終了し
今年一番ショットの調子が良かった
ティーショットは、最終ホールだけフェアウェイを外したけど
それ以外はキープできた
とショットに好感触。
6番のダブルボギーについて
予想外の方向へボールが飛んでいきました。
一日目の最初の方。しゃーない。
ショットの調子が良かったのも早く切り替えられた要因
とコメント。
ショットの調子の良さで、カバーできたようです。
前大会(ミヤギテレビ杯)では、最終日3連続ボギーなど、渋野選手らしくないとこらがありました。
この日本女子オープンゴルフ選手権では、6番のダブルボギーの後のすぐの2連続バーディ、9番のボギーの後すぐの2連続バーディーとバウンスバック率NO.1の渋野選手らしさが戻ってきたようです。
バウンスバック
前のホールでボギーかそれより悪いスコアとした時に
直後のホールでバーディーかそれより良いスコアを獲得すること
同組のユ・ソンヨ選手の多彩なショットについて
(あしたも)見て勉強したいですね。
私にはできないな、習得するのにどれくらい時間がかかるんだろうと思う
レベル高い同組2人とのラウンドは、渋野選手にとってかなり勉強になるようです。
一方、ユ選手も渋野選手について
『 ロングゲームがすごく良い。彼女のミスは6番だけだった 』とコメントされました。
この日は、畑岡選手とユ選手、3人で笑顔がたくさん、和気あいあいとプレーされていました。
雰囲気が良く、プレーしやすかった。
英語でマークを動かしてください、というのもわかった
と、楽しくラウンドできたとコメント。
英語が決して得意とは言えない渋野選手。
英語がわかったことに喜んでいる様子でした。
凱旋帰国後、初優勝した『デサントレディース東海クラシック』での初日のラウンドでは、同世代の新垣比菜選手、原英莉花選手と笑顔で楽しくプレーされてました。
全英優勝の時もそうですが、渋野選手が優勝するときは、必ずラウンド中に笑顔があります。
渋野選手の笑顔が、勝利の女神を呼び込むのではないでしょうか。
最後に
きょうと同様のスコアを出さないと、上位へは食い込めない。
あしたも攻めのゴルフをしていけたら
と、2日目に期待がもてるコメントをされました。
しぶこの日本女子オープンゴルフ選手権 2019:2日目の同組選手とコメント、スコア
しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権2日目。
同組には、初日と同じく 畑岡奈紗選手とユ・ソヨン選手(韓国)です。
この日は渋野選手と成田美寿々選手のウェアが被ってしまい、成田選手がインスタで
『被ってしまってすみませんでした。ですがめちゃくちゃう嬉しかったです笑』と
コメントされてました。
渋野選手の人気が、他の選手にも波及して注目され、黄金世代の選手をはじめとして人気が出そうですね。
筆者も渋野選手を注目して以来、いろんな選手のことを調べているうちに、まだアマチュアですが安田祐香選手のことが非常に気になっております。
今度記事にしたいと思っております。
2日目の成績(スコア)
1H | 2H | 3H | 4H | 5H | 6H | 7H | 8H | 9H |
ー | ー | ー | △ | ー | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
10H | 11H | 12H | 13H | 14H | 15H | 16H | 17H | 18H |
〇 | △ | ー | ー | ー | ー | △ | 〇 | ー |
★:アルバトロス ◎:イーグル 〇:バーディ ―:パー △:ボギー □:ダブルボギー
■:トリプルボギー
スコア(2日目):5バーディ3ボギー 2アンダー 「70」
通算7アンダー 9位タイ(首位と5打差)
この日は、インスタート(10番ホールスタート)の渋野選手。
10番で幸先よくバーディ
バーディーが獲れ、いいスタートが切れた
11番で(バーディの後すぐの)ボギー
パッティングが決まらない。イライラする
2日目については、笑顔が少なめイライラがつのっていったようです。
どんな時もスマイル!スマイル!!
勝利の女神がにげていくぞ~
後半の3連続バーディーは、明日につながってくるっと思います。
残り36ホールある。
上も伸ばすから、この2日間以上にスコアを出さないといけないけど、
チャンスはある
と、明日以降の巻き返しに意欲を見せられました。
この2日間、米国ツアーの畑岡選手とユ選手とのラウンドで
アメリカにいるみたい。
間違えて、奈紗ちゃんに『センキュー』って言っちゃった
いただきました。しぶこ節
可愛いですね。
そのほかにも
ユ・ソヨン選手に
『 Where are you from? 』(どこ出身ですか?)
オカヤマ
『 Where is Okayama? North or South? 』(岡山どこにあるの?北?南?)
サウス!
このカタコト加減、らしくてたまらないですね。
会話が成立してホッとしている渋野選手をさらに、ユ選手は
『??????』
うん!
この会話について
あともうひとつ聞かれたんですけど、
なんて言ったか分からなかったので、
『うん!』って答えました(笑)
最後は、ごまかしたようです。
米国ツアーについて
全英で勝ったときよりは、ちょっと興味があります。
将来的には、と思うようになってきた。
海外で自分を強くしたいという気持ちもある
全英優勝直後は、海外ツアーについては、興味がないようなコメントをされていた渋野選手。
その心境の変化は、3週間前の
『日本女子プロゴルフ選手権』で(米国ツアー参戦中の)畑岡選手が2位と10打差の18アンダーという圧倒的な強さで優勝したことにあるようです。
この大会渋野選手は、長いラフに苦しめられ
グリーン周りは自分はラフの長さに対応できていない。
かなり練習しないといけない勉強になった
とコメントされています。
畑岡選手の長いラフにも負けない、圧倒的な強さを目の当たりにして(海外での)経験を積んで自分レベルを上げたいという思いが湧いてきたようです。
ちなみに、渋野選手のこの『日本女子プロゴルフ選手権』の結果は、優勝した畑岡選手と17打差の1アンダー33位タイでした。
高校1年の時から大親友の大里桃子選手が、2日目を終え、単独2位であることについて
やべえな
親友の名前がボードに上がっていると『頑張らないと』と思う
と、コメント。
今の女子プロゴルフ界の黄金世代の活躍は、お互いが刺激し合いながら高いレベルで競い合っていますね。
それが黄金世代各選手が大活躍されている要因のひとつのようです。
ゴルフに限らず、どんな競技もライバルの存在って大事ですね。
しぶこの 日本女子オープンゴルフ選手権 2019 :3日目の同組選手とコメント、スコア
しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権3日目。
同組には、木村彩子選手です。
木村選手は、1995年生まれの大阪府出身の選手です。
今シーズン前半戦は、予選落ちが多かった選手ですが、『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』以降は、予選落ちもなく、調子を上げてきている選手です。
3日目の成績(スコア)
1H | 2H | 3H | 4H | 5H | 6H | 7H | 8H | 9H |
〇 | ー | △ | △ | ー | △ | ー | ー | ー |
10H | 11H | 12H | 13H | 14H | 15H | 16H | 17H | 18H |
ー | ー | ー | 〇 | 〇 | ー | 〇 | ー | 〇 |
★:アルバトロス ◎:イーグル 〇:バーディ ―:パー △:ボギー □:ダブルボギー
■:トリプルボギー
スコア(3日目): 5バーディ3ボギー 2アンダー 「70」
通算9アンダー 6位(首位と6打差)
前半を振り返り
決めたいところで、入らない
8番で1メートルのバーディパットを外すと
イライラがピーク。
チャンスを外す。
3パットはする。
すごくイライラしてた
ストレスを発散するために
ぶつぶつ、なんでやねん、ってひとりで
つぶやいてました。
今大会は常に攻めの姿勢を忘れずに
『パターがダメなら(好調な)ショットで頑張ろう』
という話をキャディさんとしていた
今日は、時折マスカットをほおばっていました。
おそらくあれは、シャインマスカットかと思われます。
今が旬の種がなくそのまま食べられるシャインマスカット。
渋野選手の地元岡山県は、マスカットの産地です。
渋野選手の強い後半に入ると
13番の難しいバーディパット
難しいラインでしたけど、距離はバッチリ。
あのホールで気持ちを切り替えられた。
結構なフックライン
18番のロングホール2オンに成功
あれ(イーグルパット)をいれてたら
カッコ良かったですよね。
あすに残しておきます。
明日の猛チャージを予感させるコメントいただきました。
賞金女王争いについて
この試合は賞金が高い。
差を詰めていきたい
と、賞金女王争いのライバル、申ジエを意識されているコメントされました。
ちなみに申ジエは7アンダー(8位)の2打差です。
怖い存在ですね。
明日の抱負
まあ、上位が上位ですからね。
うまくかみあえばビッグスコアが出るコースですけど・・・
でも頑張ります
と、つぶやき気味に述べられました。
最初からチャージをかけていかないと上位に食い込めない。
しっかり攻めていきたい
と攻めの姿勢を公言!
明日は、前半戦から渋野選手の活躍期待できそうです(かみあえば・・)
明日の最終日に期待です!
しぶこの 日本女子オープンゴルフ選手権 2019 :最終日の同組選手とコメント、スコア
しぶこ(渋野日向子)の日本女子オープンゴルフ選手権最終日。
最終組から2組前の11時28分スタート予定です。
同組には、ペ・ヒギョン選手です。
ペ選手は1992年生まれの韓国の選手です。
最終日の成績(スコア)
1H | 2H | 3H | 4H | 5H | 6H | 7H | 8H | 9H |
ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
10H | 11H | 12H | 13H | 14H | 15H | 16H | 17H | 18H |
ー | ー | ー | ー | 〇 | △ | ー | ー | ー |
★:アルバトロス ◎:イーグル 〇:バーディ ―:パー △:ボギー □:ダブルボギー
■:トリプルボギー
スコア(最終日): 1バーディ1ボギー イーブンパー 「72」
通算9アンダー 7位(首位と9打差)
ラウンドを終え
なさけないの一言。
アウトがグリーンが難しいので
耐えられたらと思ったけど
後半伸ばせず悔しい
前半は耐えるゴルフでよく頑張ったと思います。
チャンスがきても、外してしまった。
ピン位置が難しく、上りのラインに付けられなかった
なかなかバーディーがとれない面白くないゴルフでしたけど、
たくさんの応援をいただいてうれしかったです
たくさんつめかけたギャラリーの皆さんへの感謝の気持ちを口にしました。
応援にきてくれたギャラリーの期待に応えたかった思いが伝わります。
申ジエ選手との賞金女王争いについて
この試合は大事でした。上位にくい込みたかったのが本音
この大会は、賞金がいいので当初から上位を狙っていた渋野選手。
7位で獲得賞金450万円では満足できていないようです。
後から悔やんでもしょうがないですが、あのパットが入っていたらというシーンがいくつもありますね。
ちなみに申ジエ選手は、13位タイでしたので、その差850万円に縮まりました。
同期の畑岡奈紗選手が優勝、大里桃子選手が優勝争いを演じたことについて
そこに加わりたかったのが正直な気持ち。
次の試合で受けた刺激をぶつけたい
とコメントされました。
黄金世代組は、お互い刺激を受けあいながら、成長を続けています。
今回も畑岡選手が圧倒的な力で優勝されました。
渋野選手にとって大きな刺激になったことでしょう。
もしかしたら、更なる高みを目指して来シーズンはアメリカツアー参戦ってこともあり得るのではないでしょうか。
今大会を振り返り
今週は40点。
もっと成績出したかった
第1日、いいスタートが切れましたけど、課題がたくさん。
パッティングです。アプローチで寄せても、カップへ入らない。
ショットの調子が今回、とても良かったと思います。
せっかくのチャンスを、パッティングでつぶしてしまった。
でも、ストロークは悪くない。ラインの読みかなぁ
と、ため息まじりにコメントされました。
この大会で渋野選手がよく口にしていた言葉が”攻める”ということでした。
ショットが調子が良かったので、渋野選手はどんどん攻めていき、ピンに絡むショットもたくさんありました。
しかしながら、2Mくらいのパットがことごとくピンに嫌われました。
もし、ショットとパットがうまく絡み合っていれば、間違いなくもっと上に行けたと思います。
まとめ
前の試合の『ミヤギテレビ杯』では、ショットの調子がイマイチでこの試合に向けて調整してきた渋野選手。
この試合でのパットの不調も次の試合『スタンレーレディスゴルフトーナメント』までには、調整してくることでしょう。
次に期待しましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。