宮崎マンゴー「太陽のタマゴ」の価格が気になる!旬の時期や味、等級について調べてみた

豆知識

4月中旬になると宮崎県の名産品、宮崎マンゴー「太陽のタマゴ」の初セリが行われます。

今回は、「太陽のタマゴ」に関しての価格(値段)、味、旬の時期、完熟マンゴーとの違い等、気になる情報についてご案内いたします。

宮崎マンゴー「太陽のタマゴ」とは?

「太陽のタマゴ」は宮崎県のマンゴーの中で、更に厳しい基準をクリアしたマンゴーのみに与えられる最上級の称号です。

「太陽のタマゴ」になるための基準

「太陽のタマゴ」の称号をいただくためには、宮崎県で収穫される完熟マンゴーの中でもJA宮崎経済連が定める「商品ブランド認定基準」をクリアしたしなければなりません。

その基準とは

自然に落果するまで樹上で完熟させた、特に食味・外観の優れた果実

生産者の手によって収穫されるのではなく、自然に落ちるのを待たなければ「太陽のタマゴ」といえません。

雨が続けば落ちなくなるなど計画出荷が難しい代物となります。

そのため落ちて傷がつかないために生産者の方は、完熟してくると1つ1つマンゴーにネットをかけていきます。

経済連が定める県統一基準を満たす果実

  1. 糖度:「15度」以上
  2. 階級:「2L」 以上(350グラム以上)
  3. 品位:「青秀」以上

出荷期間中に月2検体以上の残留農薬検査の実施

以上の条件をすべてクリアしなければならない「太陽のタマゴ」は、希少価値もあり、必然的に価格(値段)も高くなります。

「太陽のタマゴ」は収穫される完熟マンゴーの中の約15%程度と言われています。

また、一般的なメロンが糖度14度、桃が13度ですので、糖度15度以上のその濃厚な甘さご想像つくと思います。

マンゴー「太陽のタマゴ」等級は?

「太陽のタマゴ」の等級は2種類です。

この2種類の等級は市場業界の目安として便宜的にAA品(赤秀品)とA品(青秀品)に分けています。

赤秀品と青秀品の違いを一言でいうならば、その見た目(外観)の違いです。

最上級AA品(ダブルエー)赤秀品

赤秀品の外観は濃い赤色です。

基準

完熟で品種固有の形状、色沢を有し、外観は無傷で病中、薬害、ヤニの無いもの。鮮紅色部が全体の2/3以上あるもの。緑色部分がないもの。

A品(エー)青秀品

青秀品の外観は薄い赤色です。

基準

完熟でAA品に次ぐもの。

外観は病中、薬害が無く、傷、ヤニの程度は軽微なもの。鮮紅色部が全体1/2以上あるもの。緑色部分が薄いもの。

一般のお客様の等級の見分け方

一般のお客様が「太陽のタマゴ」の等級を見分ける方法は2つあります。

等級シール

一般のお客さんが等級を簡単に見分けられる方法として、「太陽のタマゴ」の表面に着けられたシールがあります。

「赤秀品」には、JA宮崎中央の赤シールが、「青秀品」にはJA宮崎中央の青シールが貼られています。

※ほかの産地では、等級を見分けるシールは貼られていないようです

化粧箱等級シール

「赤秀品」には、化粧箱に赤文字で秀、「青秀品」には化粧箱に青文字で秀と刻印されています。

※すべての産地が同じ表示となっています。

「完熟マンゴー」と「太陽のタマゴ」の違いは?

「完熟マンゴー」と「太陽のタマゴ」の違いは、JA宮崎経済連が定める「商品ブランド認定基準」をクリアしているか否かにあります。

換言すれば、収穫された完熟マンゴーのうち、「太陽のタマゴ」の称号をいただけなかった残り75%程度のマンゴーが完熟マンゴーになります。

ただし、この75%の中にも、条件によって完熟マンゴーにもなれないマンゴーもあります。

「完熟マンゴー」も十分なブランド価値を持ったマンゴーなのです。

完熟マンゴーの条件

収穫されたマンゴーでもすべてが完熟マンゴーになれるわけではありません。

  1. 糖度:13度以上
  2. 階級:L以上

この条件を満たさなければ、完熟マンゴーにもなれないのです。

完熟マンゴーになるためにも大変なマンゴーたち。

その完熟マンゴーから更に厳しい条件を満たしたものだけがなれるエリート集団が「太陽のタマゴ」というわけです。

完熟マンゴー3種類の等級

完熟マンゴーにも3種類の等級があります。

A品(赤秀品)

完熟でAA品に次ぐもの。

完熟で品種固有の形状、色沢を有し、外観は無傷で病中、薬害、ヤニの無いもの。鮮紅色部が全体の2/3以上あるもの。緑色部分がないもの。

B品(青秀品)

完熟で化粧箱のA品に次ぐもの。

外観は病中、薬害が無く、傷、ヤニの程度は化粧箱のA品に次ぐもの。鮮紅色部が全体1/3以上あるもの。A品より緑色部分が濃いもの。

C品

完熟で化粧箱のB品に次ぐも。

外観は病中、薬害が無く、傷、ヤニの程度は化粧箱のB品に次ぐもの。赤味が薄く、赤く着色した部分が全体の1/3以下のもので、緑色部分が濃いもの(全体が黄色い果実で、緑色部分が残っていないものも含む)

サイズ(階級)別の1玉の重量

グラム数によってサイズが決められています。

  • 5L:650グラム以上
  • 4L:510g~649g
  • 3L:450g~509g
  • 2L:350g~449g
  • L :310g~349g
  • M :240g~309g
  • S :120g~239g
  • SS:60g~119g

「太陽のタマゴ」になるための階級が2L以上とあります。つまり「太陽のタマゴ」は350グラム以上なければなれません。

また「完熟マンゴー」もL以上の条件があり、310クラム以上なければ「完熟マンゴー」になれないのです。

宮崎マンゴー「太陽のタマゴ」の価格・値段は?

厳しい条件をクリアしたもののみがなれる「太陽のタマゴ」

そのため価格も高めとなります。

太陽のタマゴは、自然に落ちるのを待つため計画出荷が難しい果物です。

そのため、収穫量が少なければ、相場により値段が上昇することも考えられます。

目安として、通販サイトの2店舗調べの平均値をご案内いたします。

「太陽のタマゴ」サイズ別の価格(1個当たり)

目安として、2店舗調べの平均値をご案内いたします。

2Lサイズの価格(値段)

2Lサイズの価格は、1個当たり約3,600円です。

3Lサイズの価格(値段)

3Lサイズの価格は、1個当たり約5,900円です。

4Lサイズの価格(値段)

4Lサイズの価格は、1個当たり約7,300円です。

5Lサイズの価格(値段)

5Lサイズの価格は、1個当たり約6,980円です。

マンゴー「太陽のタマゴ」の旬の時期は?味も気になる

「太陽のタマゴ」の旬の時期や、味についても調べてみました。

宮崎マンゴー「太陽のタマゴ」の旬の時期

「太陽のタマゴ」の収穫は4月中旬から7月頃までとなります。

その中で最も収穫量の多い時期が6月~7月です。

「太陽のタマゴ」は、自らが最も良い時期に落ちます(落果)

それがベストの旬の時期になります。

旬のマンゴーは、冷蔵庫に長く入れると味がいちてしまいます。少し冷やした後、新鮮な状態で召し上がってください。

「太陽のタマゴ」の味は?

「太陽のタマゴ」の味。

初めて食べた方は、必ず感動すると言われています。

強烈な甘い香り、触感はなめらか、みずみずしく濃厚な甘さ。

きめ細やかで口の中でとろけるので、濃厚な甘さでも後を引かず、何個でも食べられる爽やかさを兼ね備えています。

一口食べれば大興奮!

更に抽象的な表現をするなら、幸せな気持ちになれる味。

官能の味。

脳髄を刺激される味。

一度は食べておかないと後悔する味です。

「太陽のタマゴ」は、人生の中で一度は口にしておきたい究極の果物なのです。

 

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