ニホンカモシカなぜ殺処分されなければならなかったの?世間の反応は?

豆知識

特別天然記念物のニホンカモシカが殺処分されました。

その経緯は、罠にかかったニホンカモシカを助けようとした70歳の男性が、角で突かれて死亡したことによるものです。

ここで疑問なのが、なぜ特別天然記念物であるニホンカモシカが殺処分されなければならなかったのかということです。

調査してみました。

ニホンカモシカの殺処分に対する世間の反応

普段はおとなしいニホンカモシカが人を襲ったのには、理由があるようです。

※今回のニホンカモシカは体長約90cmのオスです。

ニホンカモシカの発情期は、オスが興奮する時期であり、ちょうど10月~12月がその時期であること。

罠にかかったばかりのタイミングで、興奮している時にちょうど男性が近づいたことなどがあげられます。

ニホンカモシカは、自分の身を守るために興奮して人間を襲ってしまったわけであり、言い換えれば偶然起こってしまった不幸な出来事であると言えます。

カモシカはシカの仲間と思われがちですが、ウシの仲間であり、その主食となるものは、広葉草本、木の葉、芽、樹皮、果実などの植物であり、人間を食する動物ではありません。

ヒグマの場合、人間を襲うとまた襲う可能性があり、人を食べたヒグマは人間を餌として認識すると言われており、新たな被害が起こらないように殺処分されます。

一方、ニホンカモシカの場合はどうでしょう?

今回の件は自分の身を守るために襲った、人間界でいう正当防衛的なものであり、また人を襲うということは到底考えられません。

それなのになぜ、特別天然記念物であるニホンカモシカが殺処分されなければならなかったのでしょうか?

世間でも、ニホンカモシカの殺処分に対して多くの疑問の声が上がっています。

ニホンカモシカなぜ殺処分されたの?

では、なぜニホンカモシカは殺処分されなければならなかったのでしょうか?

人を襲ったこと

民家が近いこと

がその理由であるようです。

これは、人間を襲ったニホンカモシカがまた人を襲うのではないかという前提のもとでの殺処分のようですが・・・

私個人の見解ですが、このニホンカモシカが再び人間を襲うことなど考えられません。

元々この不幸な出来事は、農作物の被害を防ぐために人間が仕掛けた罠が発端です。

人間はもう少し(身勝手な考えを改め)自然に寄り添って生きていく必要があるのではないかと考えさせられる出来事でした。

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