デコポンと不知火(シラヌヒ)の違いが知りたい
デコポンと不知火(しらぬい)のルーツがわかったところで、本題です。
デコポンと不知火(しらぬい)の違いは糖度の違い
「デコポン」という名前は、熊本県果実農業協同組合連合会(JA熊本果実連)が商標登録してある名前です。
全国のJAを通じて、「デコポン」という名称を使用して出荷するためには基準(条件)が設けらております。
この基準をクリアした不知火(しらぬい)のみが「デコポン」というブランド名で販売できるというわけです。
デコポンを名乗るための基準
① 糖度13度以上
➁ 酸度(クエン酸)1度以下
甘みがあって、酸っぱさを抑えた基準をクリアしたデコポンは、ひときわ甘さが際立って美味しいわけです。
前述しましたが、この2つの基準をクリアして、かつ全国のJAを通じての出荷条件も必要になります。
JAを通じで出荷されていても上記の2つの基準に満たない場合は、不知火として販売されることになります。
不知火という名前で流通されるからといって、味が落ちることはありません。
青果店げアルバイトをしていた私の見解としては(アルバイトですが・・・)
味に変わりはありません。
デコポンに比べ、価格も若干抑えられ、不知火については(デコポンと違って)特売品もご用意できますので安く手に入れることができます。
ご贈答用については、デコポンの方がブランド価値がありますのでオススメです。
デコポン(不知火)は、収穫した直後は酸味が強いので、一定期間(7日~20日)寝かされ、酸味を抜いたのちに出荷されます。
JAを通じて出荷されてない不知火は、以下のような別名で販売されています。
- 静岡「フジポン」
- 愛媛「ヒメポン」
- 広島「キヨポン」
- 徳島「ポンダリン」
#マイあさ デコポン、おいしいです! pic.twitter.com/WMk0TlyviC
— NHKラジオニュース (@nhk_radio_news) March 19, 2020
デコポンと不知火(しらぬい)の違いまとめ
「デコポン」の正式な名称は不知火であり、商標登録されたブランド名「デコポン」を名乗るために基準が設けられている違いがありました。
おそらく素人目でみたら、見かけは勿論のこと、味もさほど変わらないと思われます。
そんな不知火(デコポン)の旬の時期は2月中旬から4月初旬位となっています。
ぜひこの機会に、春の柑橘類の中でも大人気の不知火(デコポン)をお召し上がりください。