凱旋帰国から休むことなく臨んだ、北海道meijiカップ。
渋野選手が動けばギャラリーも大移動と北海道では連日しぶこフィーバーに沸いておりました。
結果は目標のトップ10には、あと一歩の13位でした。
お疲れの中、笑顔を絶やさず頑張られたと思います。
それにしても、なぜあんなに自信満々でパットを打てるのでしょうか?
渋野日向子選手がパッティングをショートすることは殆どないように思えます。
外せないプレッシャーのかかった場面にこそ冴えわたるパット!
今回は、その神業パットの秘密に迫っていきたいと思います。
渋野日向子の神業パットの秘密!重圧の中でも外さないその技はいかにして生まれたか?
神業パットの秘密 その1 左右のバランスが生む正確なパット
幼いころからやっていたソフトボールでは左打ち。ゴルフでは右打ち。
この左右対称の練習の理由を、スポーツ経験者であるご両親が、娘の体が左右バランスよく成長するように、右打ちと左打ちを使い分けさせたようです。
このバランスが以下のパットのコツにマッチしたといえます。
いかに右半分と左半分を左右対称(振り子運動のように)に振れるかが大事!
引いた分 フォローも同じ均等な配分に持っていくことが大事!
ちなみに妹の暉璃子(きりこ)さん(現在高校2年生)もゴルフとソフトボールの二刀流で、ソフトボールでは左打です。
将来が楽しみですね。
神業パットの秘密 その2 挫折からの生まれた練習法
幼いころ渋野選手はパットが苦手だったようです。
その理由は、パット練習が地味なため、楽しくなく殆ど練習していなかったからです。
やはり、思いっきり飛ばせるショットの練習のほうが楽しいですからね。
でも、遠くに飛ばすからといってもショットも一打、短い距離のパットも一打同じ一打なんですよね。
しかし、2年前のプロテストで、同世代の選手が合格する中、自分だけ取り残されるという挫折を味わいます。
これがおおきなターニングポイントになります。
自らのパットの練習嫌いを顧みて、毎日欠かさずあるルーティンを取り入れます。
それが、以下のパット練習です。
ピンから1M・1.5M・2M・2.5M・3M・3.5M・4M・4.5M・5M
と徐々に距離を伸ばし時計周りに9カ所印を置く。
この9カ所の印から順番(短→長)にカップインを狙う。
3回ミス→振り出しに
9本中7本成功で終了
渋野選手はこの2年ずっと、1日の最後にこのパット練習を続けてこられました。
当初は、この練習が終わるまでに3時間もかかっていました。
最近では、パットの急成長により、早ければ分で30分で終わるそうです。
この練習には以下の効果があります。
徐々に距離が長くなるため難易度が上がりプレッシャーで自分が追い込まれていく。
(もう外せないってなっちゃうと手が動かなくなる。)
のしかかるプレッシャーの中でいかに正確に打てるかというメンタルの強化につながる。
2日目のラウンド後にもこのパット練習をやられていました。
日々このパッティング練習で、プレッシャーと闘ってきたからこそ、本番(もう外せないという場面)で力強いパットが決められるんですね。
スマイルと彼女の最大の武器である神業パットは、彼女の代名詞ですね。
まとめ
渋野日向子選手がいつも笑顔で、プレッシャーのかかる場面においても力強くパットが決められるのは、日々の練習の賜物であることがわかりました。
あの笑顔と神業パットの裏には、日々の努力とそれによる自信があったのですね。
注目を集めている渋野選手だから今後もいろんな場面においてプレッシャーを背負うことになると思います。
彼女のことだからそんな重圧もはねのけてくれると思いますが、我々ファンもちょっと遠くで温かく見守ってあげられたらと思います。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。