田中美奈(ウェイトリフティング)経歴、プロフィール、なぜ最強女子高生?オリンピック出場の可能性は・・

スポーツ

みなさんこんにちは。

そろばん先生のぱちぽちです。

今回は、アスリートの卵にスポットライトを当てる『ミライ☆モンスター』7月21日の放送で出演される田中美奈さんについて、現時点でわかる範囲でご紹介していきます。

田中美奈さんの競技は『ウェイトリフティング』です。

ウェイトリフティングといえば、2012年ロンドン五輪で銀メダルを獲得し日本人のメダリスト第一号となり、前回のリオ五輪では銅メダルの三宅宏実さんは有名ですが、決してメジャーとは言えない競技のような気がします。

では、田中美奈さんはなぜ今注目されているのか。彼女のプロフィール、人となり、オリンピック出場の可能性などをご紹介していきます。

田中美奈の経歴とプロフィール

田中美奈さんは現在香川県立香川中央高等学校に通う高校3年生です。

彼女がなぜ今注目されているのか?

それは香川中央高校に通って、初めてウェイトリフティングをはじめ、わずか2年ちょっとで日本高校記録を塗り替え、高校日本一になったことにあります。

田中さんは、香川第一中学校で柔道をやっていたようです。

中学時代も柔道で香川県で上位入賞しておりました。もしかしたら香川中央高校に進学したのは、はじめからその恵まれた体格を生かし、ウェイトリフティングをやる為だったのかもしれません。

彼女が、ウェイトリフティングをはじめるのに背中を押したのが、担任の大塚一樹先生です。

高校1年生女子の平均体重が51キロぐらいですので、クラスの中では目立った存在だったでしょう。その体格の良さから、大塚先生が声をかけられたのではないでしょうか。

この大塚先生も只者ではありません。

過去に全日本社会人選手権で準優勝を果たすなど輝かしい実績の持ち主です。階級も田中美奈さんと同じ69キロ級(現在田中選手は71キロ級)です。

この偶然の巡りあわせは、運命なのかもしれませんね。

彼女曰く、『普通のひとならウェイトリフティングはする機会がないと思う。こういう機会だからチャンスだと思ってやってみようと思った』と述べています。

彼女のこの考えが今の彼女の成功へとつながっていきました。

田中奈美選手の成績です。

時期 大会名:クラス 成績
2018年 第33回全国高等学校競技選抜大会:69キロ級 3位
2018年 第20回全国高等学校女子ウェイトリフティング競技選手権大会:69キロ級 3位
2018年 四国高校選手権:69キロ級 1位
2018年 全国選抜大会(高校総体):69キロ級 1位
2019年 第34回全国高等学校競技選抜大会:71キロ級 1位
2019年 四国高校選手権:71キロ級 1位
2019年 全国選抜大会(高校総体):71キロ級 1位

ここ最近、高校の大会では向かうところ敵なしといった感じですね。

まさに最強の女子高生ですね。

ウェイトリフティングには、スナッチとクリーン&ジャークの2つの種目があります。

この2種目で挙げた合計の重さで勝敗を競う競技です。

スナッチ:
バーベルを頭上まで一気に差し挙げる種目。床からほぼ垂直方向に引く・引いた高さ付近の位置で支える・立ち上がる・静止する、という一連の動作からなる。

・クリーン&ジャーク:
スナッチと同様に床から引きあげたのち、(1)胸(鎖骨・肩)の位置で一度支持し、(2)その後、脚の力を利用してバーベルを頭上まで差し挙げる、という2つの動作からなる。

https://www.weblio.jpより引用

★プロフィール★

名前:田中美奈(たなかみな)

生年月日:2001年

出身地:香川県

身長:?㎝

体重:71キロくらい

田中美奈はなぜ最強女子高生?競技歴2年弱で全国日本一となった理由とは?

理由①競技人口が少ない

ウエイトリフティング 柔道 水泳 テニス
校数 人数 校数 人数 校数 人数 校数 人数
117 466 1119 3926 1908 12805 2617 35071
サッカー 剣道 弓道 卓球
校数 人数 校数 人数 校数 人数 校数 人数
626 11193 2773 14758 1920 32106 3504 22680

平成30年度(公財)全国高等学校体育連盟 加盟・登録状況より一部引用

上記は、平成30年度の全国高等学校体育連盟に加盟・登録している各競技ごとの学校数・人数(女子のみ)を抜粋したものですか、ウェイトリフティングの競技人口がいかに少ないかを物語っています。

田中美奈選手の地元香川県でも、香川中央高校と多度津高校の2高のみですが、どちらも全国レベルの選手を輩出している名門校です。

高校でマイナーな競技の部活動がある場合には、もしかしたらいきなり好成績をおさめられる可能性もあるかもしれませんね。

理由②まじめであり、頑固?な性格

田中美奈選手の練習方法にはこだわりがあります。

それは”重量に対するこだわり”です。

ウエイトリフティングは楽をしようと思えばできる競技ですが、彼女のまじめな性格

それを許さず、”この重量までは練習でやりきる”

”試合で何kg上げるためにここまでやる!と

決めたことは絶対に練習で曲げないというある意味頑固な性格がここまでの彼女をつくってきたと思われます。

理由③継続し続ける力

田中美奈選手の練習メニューは40分間バーベルを上げ続けます。

軽いレベルからスタートして最後は自分の限界まで重くしていきます。

重さを決めるのは自由です。

しかし、田中選手の場合は絶対に妥協せずに、どれだけ体が悲鳴を上げようが

固い意志をもってやり続けます。

田中選手の継続し続ける力は、ほかの分野でも証明されています。

ピアノの腕前も抜群で、幼稚園の頃から習い始めて、いまでも週1回は習っているそうです。

また、書道に関しても、中学校時代に高円宮杯で奨励賞を受賞するほどの腕前です。こちらもいまだに週1回習われているとのことです。

幼いころからのピアノや書道を通して、継続する力というものを自然と身に着けていかれたのだと思います。

彼女の中では、週1回のピアノや習字がルーティン化しており、やらないと気持ち悪いという感じなのでしょう。だから、きつい練習の後でも出来ちゃうんですね。

そろばん先生の私としては、この習い事がそろばんであってほしかったですね。

理由④香川県のバックアップ体制の充実

田中美奈選手の地元香川県では、 ”スーパーアスリート育成事業 ”と題して国際舞台で活躍できる未来のスーパーアスリートの育英に力を注いでいます。

この指定選手に選ばれると、専門的なコーチを招いたり、県外での練習、高度なスポーツ医学的施設のトレーニングなど様々なバックアップがあり、選手個々の能力が最大限に発揮できる環境が与えられます。

もちろん田中美奈選手もこのスーパーアスリート育成事業指定選手であり、競技生活において大きな力となっていると思われます。

オリンピック出場の可能性とまとめ

2019年に入ってからの田中選手の成長はさらに加速度を増し、次々と高校新記録を塗り替えています。

時期 大会名 種目 記録
2019年1月 第19回四国高等学校選抜大会 クリーン&ジャーク 110キロ
2019年5月 第33回全日本女子選手権大会 クリーン&ジャーク 111キロ
トータル 198キロ
2019年6月 第30回四国高等学校選手権大会 スナッチ 90キロ
クリーン&ジャーク 112キロ
トータル 202キロ

http://www.j-w-a.or.jp 2019年(前期)新記録樹立表 より抜粋

日本のウエイトリフティング女子の日本記録は

階級 種目 重量
69キロ級 スナッチ 97㎏
クリーン&ジャーク 122㎏
トータル 218㎏
75キロ級 スナッチ 107㎏
クリーン&ジャーク 126㎏
トータル 230㎏

https://ja.wikipedia.org 重量挙げの日本記録一覧より一部引用

数字を見る限り、世界で戦うにはまだ早いのかもしれませんが、大会のたびに新記録を更新する田中美奈選手の勢いはまだまだ続きそうです。

今回の東京五輪がだめでも、次回のパリ五輪には必ず出場できると思います。

私も、今後の彼女の活躍を見守っていきたいと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました