世界柔道2019 60kg級ライバル高藤直寿VS永山竜樹/絶対に負けられない約束とは?

スポーツ

2019世界柔道が開幕します。

注目の対戦の一つに、男子60kg級の高藤直寿VS永山竜樹があります。

二人は、同じ東海大学出身(永山選手は現在在学中)で、これまでの対戦成績は2勝2敗の五分です。

この、2019世界柔道は、東京オリンピックの代表選考での大事な戦いになります。

高藤選手と永山選手には、それぞれ絶対に負けられない約束があります。

今回は、その約束に迫っていきます。

2019世界柔道60kg級、高藤直寿の絶対に負けられない約束とは?

高藤直寿(たかとうなおひさ)選手には、同じ柔道クラブ(野木町柔道クラブ)で小学5年生の頃から切磋琢磨した1年上の先輩、伊谷直喜(いたみなおき)さんがいます。

伊谷直喜 さんは、幼いころから一度も高藤選手に勝てたことがありませんでした。

2011年11月に開催された講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で高藤選手がシニア選手にまじり準優勝しました。

当時、伊谷さんは大学1年生、全国的にも有名な選手でしが、その高藤選手の活躍を目の当たりにして、自分は一生高藤選手には勝てないと自覚し、大学3年の最後の大会終了後、高藤選手の付き人になります。

二人で初めて臨んだ2016年リオオリンピック。

もちろん目標は、金メダルでしたが、銅メダルに終わってしまいます。

高藤選手は、試合後の取材を終え、トイレで

『直喜先輩すいません』

とトイレで土下座をしました。

そんな、高藤選手に伊谷さんはかける言葉がありませんでした。伊谷さんはそんな自分は高藤選手の力になれていないと思ってしまいます。

それを察してか、ホテルに帰った後に高藤選手からの一通のメールが

『4年後またこの舞台に帰ってこよう!』と・・・

だから、高藤直樹選手は、絶対に負けられないのです。

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2019世界柔道60kg級、永山竜樹の絶対に負けられない約束とは?

永山竜樹(ながやまりゅうじゅ)選手の父、修さんは永山選手が4歳の時の初めての柔道の大会で、3秒であっさり負けてしまったことで

『息子の負ける姿をもう見たくない』

と思い、柔道未経験者だった修さんも自ら柔道を習い始めました。

それからは息子の試合には必ず同行し、熱血指導にあたりました。

試合では、大声で声援し試合前には必ず、

『竜樹いけよ!』

という声援が飛びます。

それに対して永山選手もうなずいて応えます。

父、修さんは永山選手が中学時代に書いた作文を今でも自分の宝物として大事にしています。

その内容がこちらです。

これから高校生になったら,僕は自分の大好きな柔道で色々な大会で結果を残したいと思います。

僕が柔道を強くなりたい理由は、オリンピックで金メダルを取って父さんに金メダルをかけたいからです。

僕の父さんは、小学校のころからずっと熱心に僕の柔道を教えてくれました。

なので僕は、人の何倍も練習して父さん、母さんを喜ばせたいです。

そしてオリンピックで金メダルを取って父さんにプレゼントします。

お父さんに対する心からの感謝の気持ちが伝わってきますね。

だから、永山竜樹選手は、絶対に負けられないのです。

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まとめ

高藤選手、永山選手どちらも絶対に負けられない約束があります。

今回の世界柔道では、ともに決勝には進めませんでした。

ともに進んだ3位決定戦では、技の応酬で一進一退の攻防が繰り返されました。

結果は、試合巧者の高藤が最初に技ありを奪いました。

残り約20秒!

最後まで諦めなかった永山選手が技ありのポイントを奪ってそのまま抑え込みで永山選手の逆転勝利!

本当にいい戦いでした。

東京オリンピック代表争いは、まだまだ続きます。

これからも二人の戦いに注目していきたいと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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