2020年の大相撲1月場所で見事優勝を果たした徳勝龍。
千秋楽の貴景勝との取り組みは、非常に感動しました。
20年ぶりの幕尻優勝で注目を浴びている徳勝龍関。
その人気はうなぎのぼりです。
今回は、徳勝龍関の出身地、結婚情報と人気の理由に迫っていきます。
徳勝龍の出身地とプロフィール
四股名 青木→徳勝龍誠(とくしょうりゅうまこと) 本名 青木 誠 生年月日 1986年8月22日(38歳) 出身地 奈良県奈良市 身長 181cm 体重 184kg 所属部屋 木瀬部屋→北の湖部屋→木瀬部屋 得意技 突き・押し・寄り 最高位 西前頭4枚目 初土俵 2009年1月場所 入幕 2013年7月場所 趣味 ダーツ
徳勝龍の出身地は、奈良県奈良市です。
モンゴル出身の元横綱、朝青龍に名前が似ているので、もしかしてモンゴル出身力士かなと思いましたが、生粋の日本人でした。
しかし徳勝龍と朝青龍には、つながりがあるようです。
徳勝龍が2020年の1月場所で優勝されたときに朝青龍さんからツイッターでお祝いのメッセージがありました。↓
なんと、徳勝龍と朝青龍は同じ明徳義塾高校出身なのです。
朝青龍さんはモンゴルから明徳義塾高校に留学されました、その後中退して角界入りしています。
一方、徳勝龍は明徳義塾から近畿大学を経て角界へ入門されました。
徳勝龍の出身地、奈良県は相撲発祥の地と言われています。
日本の国技・相撲。日本書紀の中にはじめて相撲がとられたときの話があります。
その昔、垂仁天皇の時代のことです。大臣の一人が「当麻に当麻蹴速(たいまのけはや)という、ものすごく強いものがいるようです。命がけで力比べしたいものだ、と言っております。」と言いました。するとまた、別の大臣が「出雲の国に野見宿禰(のみのすくね)というすごい力持ちがおります。」と言いました。
そこで、天皇の前(今でいう天覧試合)で、当麻蹴速と野見宿禰に力比べをさせようということになりました。このころの相撲は、現在のものとは違い、蹴ってもよかったようです。結局、お互いに足の蹴り合いになり、野見宿禰が勝ちました。これが相撲のはじまりと言われています。
引用:(奈良県)桜井市観光情報サイト
昔の相撲は、蹴ってもよかったようですが、相撲というより格闘技発祥の地ともいえるのではないでしょうか。
相撲発祥の地でありながら、奈良県出身力士が優勝したのは98年ぶりのことです。
1922年1月場所の鶴ケ浜以来の快挙です。
地元では大盛り上がりを見せています。
徳勝龍は結婚していた!しかも奥さんは美人!馴れ初めは?
徳勝龍の笑いと涙の優勝インタビューを見てすごく感動しました。
ルックスは愛嬌があってかわいらしいのですが・・・
結婚しているのか気になって調べてみたところ、ご結婚されていました。
それも奥さんは超美人さんではありませんか!
奥さんのお名前は、千恵さんです。
徳勝龍から
「顔じゃないっすよ!」
と言われそうな感じですが・・・
実際、2020年の1月場所で優勝され、支度部屋へ行くときに
「顔じゃないっすよ!」とコメントされていたようです。
このコメントを解釈するならば、顔は良くなくても、優勝できるんだ!と言っているのでしょうか。
男はやっぱり顔じゃなくハートのようです。
決してイケメンではありませんが、優しさがにじみ出ている愛嬌あるルックス!
そして包容力のある大きな体!
そんなところに千恵さんは惹かれたのではないでしょうか。
徳勝龍と妻の千恵さんの馴れ初め、出会いは?
なぜか、美人妻の多いお相撲さん。
徳勝龍と妻、千恵さんもまたしかりです。
お二人は、どこで出会い、結婚に至ったのでしょうか?
出合いのきっかけは、錦糸町のカレー屋さんです。
錦糸町と言えば、総武線。
相撲の1月(初場所)、5月(夏場所)、9月(秋場所)が開催される両国国技館がある両国駅は、総武線での錦糸町の次の駅です。
徳勝龍関は、両国での本場所開催中に、この錦糸町のカレー屋さんをよく訪れていたものと思われます。
カレー屋の店主と千恵さんはお知り合いで、店主より千恵さんに
「 店にお相撲さんが来ているから見においで 」
とお誘いがあり、そこでの出会いがきっかけとなりました。
まさにカレー屋の店主が、愛のキューピットというわけです。
お二人はちょうど同い年。
話も弾んだのではないでしょうか。
また妻の千恵さんは笑顔が素敵な方です。
徳勝龍関はそんな笑顔に一目ぼれしたのかもしれません。
また千恵さんも、(後にご紹介する)優勝インタビューからもわかりますが、徳勝龍関の人柄の良さに惹きつけられたと思われます。
千恵さんは、法律事務所の弁護士の秘書として働いておられます。
お相撲さんの奥さんが働いていることは珍しいことのようです。
人柄の良さそうな徳勝龍関のことです。
千恵さんの言うことは何でも
「Yes!」
と言いそうな感じです。
そんな優しい徳勝龍関だから、角界では珍しい夫婦共働きというスタイルとなっているのではないでしょうか。
徳勝龍の人気の理由は?感動と笑いを与えてくれる!
徳勝龍の人気の理由に、ひたむきな努力とその人柄にあります。
感動の取り組みとインタビュー
33歳で幕尻優勝。
力士としては少し遅咲きではありますが、ひたむきに努力されてきました。
2020年1月場所の千秋楽。
貴景勝戦でその努力が実を結んだと思われます。
この取り組みについて、同じ「花のロクイチ組」の、元横綱稀勢の里さんは
「 自分以外の人の相撲で感動したのは初めて 」
とコメントされています。
徳勝龍の必死さ、ひたむきさが伝わってくる感動の取り組みです。
花のロクイチ組
大相撲において昭和61年度に生まれ(昭和61年4月2日から昭和62年4月1日までに生まれた世代)の関取となった力士の総称
稀勢の里、豪栄道、碧山、勢、妙義龍、魁聖、宝富士、栃煌山、臥牙丸、徳勝龍ほか
花のロクイチ組には、稀勢の里、豪栄道をはじめ活躍されている(いた)力士がたくさんいます。
野球界では松坂世代、ゴルフ界では渋野日向子選手をはじめとする黄金世代などありますが、角界においても〇〇世代的なくくりがあるようです。
感動はその取り組みだけではありません。
優勝インタビューでも、場所中に亡くなられた近畿大学時代の恩師 伊東監督を想い
このインタビューも感動です。
徳勝龍関の人柄がにじみ出ています。
徳勝龍のコメントが面白い!関西魂が宿っている!
徳勝龍は、感動を与えてくれるだけでなく、笑いも提供してくれます。
優勝インタビューでは
自分なんかが優勝していいんでしょうか
優勝を意識していたかどうかの質問に対して
意識することなく・・・
嘘です。メッチャ意識してました!(笑)
14日目に正代関を破って単独首位に立ち、その時のインタビューでも優勝は意識してないということでしたが、あれは嘘だったのですか?という質問に対し
バリバリ、インタビューの練習をしてました
これらのコメントに会場は大爆笑に包まれました。
徳勝龍関は、奈良県出身ということで、関西人のお笑いのセンスをお持ちなのかもしれません。
奈良のご実家では、母親のえみ子さんに
「つっこまんかあ」
と言われながら育ったとのことです。
お客さんを笑わせたい!喜ばせたい!という関西魂が徳勝龍関には宿っています。
そんな笑いのセンスも人気の理由です。
まとめ
徳勝龍関には、なんか応援したくなる人間性、人柄をお持ちのようです。
2020年の1月場所優勝で注目を浴びた徳勝龍関。
一方で、この場所で大関陥落で引退を決意した同じ花のロクイチ組の豪栄道関。
1月場所の優勝で、その真価が問われる3月場所。
引退された同世代の稀勢の里、豪栄道の分も結果を出し、活躍していただきたいと思います。
応援しています。