スケートのグランプリシリーズが開幕し本格的なスケートシーズンが到来しました。
先シーズンのグランプリファイナルで優勝した紀平梨花選手。
今シーズンもグランプりシリーズカナダ大会で2位といいスタートがきれました。
演技終了後にファンの方からたくさんのプレゼント、花束、手紙がリンクに投げ込まれます。
羽生選手ならプーさんのぬいぐるみ、そして紀平選手はうさぎのぬいぐるみです。
では、なぜうさぎのぬいぐるみなのか?
そしてそのぬいぐるみから紀平選手の、ファンを大切にする気持ち、強さの秘密などに迫っていきます。
紀平梨花へのプレゼント!なぜうさぎのぬいぐるみ?
紀平梨花選手へのプレゼントがうさぎのぬいぐるみになったのは、紀平梨花選手愛用のリュックにステラ・ルーというウサギのディズニーキャラクターのキーホルダーがついていたことが始まりのようです。
うさぎのぬいぐるみステラ・ルーってどんなキャラクター?
引用元:fashion-press.net
↑ステラ・ルーは右側のうさぎのキャラクターです。
左のくまのダッフィーの新しい友達として紹介されています。
紀平選手へのプレゼントには、くまのダッフィーもあります。
もしかしたら、友達のダッフィーとセットで投げ込まれる場合もあるのかもしれませんね。
紀平梨花の強さの秘密!うさぎのぬいぐるみをSNSに投稿!気配り力とは?
紀平梨花選手の強さの原動力ともいえる気配り力とは、どういうものなのでしょうか?
ファンからもらったプレゼントをSNSに投稿する気配り力!
紀平梨花選手は、ファンからもらったお手紙、うさぎのぬいぐるみなどのプレゼントをとても大切にされています。
そんなファンの方への感謝の気持ちをどうしても伝えたく、紀平選手はSNSを利用して、いただいたプレゼントの写真を撮りインスタグラムで投稿しています。
また時には、プレゼントを身に着けての投稿もあります。
ファンの人からしてみれば、自分のあげたお手紙、プレゼントがインスタグラムにアップされていることで、きちんと紀平選手の手元に届いていることがわかり安心するとともに、うれしく思えるはずです。
また、プレゼントを紀平選手が着こなし、身にまとっている姿を見たときは非常に感動すると思います。
実際、紀平選手は次のようなコメントをされています。
いつも全然感謝の気持ちが伝えられなくて、インスタとかでしか・・・
頂いたものを身に着けてることで、喜んでもらえたらな・・・
こうしたファンの方を大切にするきめ細やかな気配り力は、スケートに対する繊細さ(こだわり)にも表れています。
紀平梨花の強さの秘密!スケートに対するこだわりとは?
紀平選手のファンの方を大切にする繊細な気持ちは、スケートに対する繊細さ(こだわり)が随所にみられます。
またこのこだわりは、紀平選手のストイックさの象徴でもあります。
紀平梨花の強さの秘密は筋肉にあり!
紀平選手の得意技、トリプルアクセル。
かつてこのトリプルアクセルにこだわり続けた浅田真央選手と大きな違いがあります。
それは、浅田真央選手と比較して、トリプルアクセルの回転のスピードが速いということです。
この速さによって、着氷に余裕ができ大技トリプルアクセルの成功率が格段に上がるといわれています。
では、この速さはどこから来るのでしょうか?
桐蔭横浜大学スポーツ科学研究科の桜井智野風教授によれば、紀平選手の回転速度の速さは、大腿二頭筋(ももの筋肉)と大殿筋(おしりの筋肉)が優れていることにあるとの事です。
紀平選手は、練習の時の回転数について、いつも筋肉に語り掛けます。
今、自分が一番調子のいい方向に持っていける回転数を考えている。
こういう筋肉の状態は、こういう回転練習の回数を多くしたほうがいいとか、
今日は、ジャンプしすぎると明日、体が戻った時に逆に崩れると思ったときはやめる。
まるで中山筋肉くんですね。
更に、筋肉へのこだわりは、お腹を減らして寝ることも、筋肉がつかない気がして心配だそうです。
また、食事に関して、自分へのご褒美として食べたものについて。
ステーキを食べた場合には、『お肉だから必要だよね』と栄養として転換できるような自分へのご褒美は納得できますが、ケーキやタピオカを食べた時には後悔しか残らないそうです。
体重へのこだわりが安定したスケーティングを生む!
体重の上下の変動は、ジャンプに大きく影響を及ぼします。
体重減に関しては、あまり影響がなさそうですが、減りすぎても跳べないようです。
そこで紀平選手は、コンビニなどで買う商品以外(カロリーが記載されている商品以外)は、携帯電話で写真を撮って、あとからカロリー計算をして1日の摂取カロリーを記録しているそうです。
ライザップも食事管理を徹底していて、毎日の食事の写メを送らなければならないと聞いたことがありますが、育ち盛りの紀平選手にとっては、ダイエットなどの体重管理は大変そうです。
スケートへのこだわりは、靴のエッジ1mmの調整!
紀平選手の強さには、スケート靴へのこだわりにもあります。
ブレード(刃)の位置を細かく調整したり、特にスケート靴先端のエッジには1mm単位で位置や角度を調整をされるようです。
この1mmの違いで、トリプルアクセルが1日30回跳べる日もあれば、1回も跳べない日もあるというのだから、フィギュアスケートは繊細なスポーツであることがわかります。
また靴自体にも使っているとだんだんと柔らかくなり、折り目が出てくると全然跳べなくなるようです。
フィギュアスケートは非常にお金がかかるとは聞いていましたが、こんなところにも理由がありそうです。
自分自身を客観視する力(演技中に考えていること)
フィギュアスケート選手は、演技中に何を考えているのでしょうか?
紀平選手のコメントでは
”次アクセルだ”
”ここで調子乗ったらダメ”
”次のジャンプミスしたら、今まで決めてても意味なし!”
といったことを考えているようです。
更に紀平選手は、同じミスをしないように
ちゃんと現実を見て理解して、今までのミスを繰り返したくないから、それを頭の表面に出して、頭で考えそれだけはしたくないと再確認して跳ぶ
とコメントされています。
これを演技中に考えているのだからすごいです。
この自分を少し高い位置から客観視できる能力が、紀平選手の強みです。
まとめ
『神は細部に宿る』という言葉があります。
紀平選手の強さの秘訣を一言で表すのなら、この言葉がぴったりのような気がします。
ファンの方一人ひとりの気持ちに寄り添った細やかな対応。
そして、1mm単位のスケートへのこだわりなど。
スケートシーズンが開幕しました。
グランプリシリーズ連覇を目指し、紀平選手のストイックな生活は続きそうです。