女子ゴルフの古江彩佳(ふるえあやか)選手をご存じでしょうか?
アマチュアゴルファーの人気・実力ともにナンバーワンの安田祐香選手と同じ2000年生まれのプラチナ世代のゴルファーです。
安田祐香選手は知っていても、(富士通レディースで優勝するまでは)古江彩佳選手は知らなかったという方いるのではないでしょうか?
先日の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を果たした古江選手。
彼女の、出身地・出身校についてご紹介するとともに、同世代・同郷の安田祐香選手との比較から古江選手の実力に迫ります。
古江彩佳の出身地・出身校(中学・高校)は?
古江彩佳選手の出身地・出身校はどちらなのでしょうか?
出身地は、兵庫県です。
これは安田祐香選手と同じ地元です。
出身中学は、神戸市立長田中学校です。
3歳からゴルフを始められた古江選手。
既にこの中学時代には、ゴルフの全国大会で優勝するほどの実力を兼ね備えていました。
高校は、滝川第二高等学校です。
この高校名は、どこかで聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはずです。
サッカー日本代表選手を何名も排出するサッカーの名門校だからです。
冬に開催される全国高校サッカー選手権大会では、全国制覇も成し遂げています。(2011年の第89回大会)
代表的な卒業生に元サッカー日本代表岡崎慎司選手がいます。
現在スペイン2部のウエスカの所属する岡崎選手から、古江選手へ優勝のお祝いメッセージがありました。
この優勝は、たゆまぬ努力の結果だと思います。
これからの活躍を祈っております。
引用元:日刊スポーツ
短い内容ですが、同じアスリートとして、かわいい後輩へ愛情のこもったメッセージです。
なんとこの滝川第二高等学校には、安田祐香選手も進学しております。
古江選手と安田選手は同じクラスで仲良しだったようです。(ゴルフでの勝負の時以外は・・・)
古江と安田はクラスも一緒で、ゴルフを離れるとめちゃめちゃ仲がいいんです。
二人ともオンとオフが切り替えられるから、オフの時はホンマの女子高生ですよね(笑)
引用元:golfdigest-minna.jp/_ct/17312252
古江彩佳の中学・高校時代の戦績!安田祐香の常に先を行く!!
最終プロテストが11月5日~8日まで4日間にわたって行われます。
このプロテストを免除できる条件に、ツアー優勝があります。
古江彩佳選手は、10月18日~20日に開催された富士通レディースでアマチュアながら優勝を果たし、プロ宣言によってギリギリでプロテスト免除となりました。
ちょうどこの大会には、賞金ランキング1位と2位の申ジエ選手や渋野日向子選手の出場がなかったことも功を奏しているのかもしれません。
筆者としては、ツアーで上位によく顔を出していた安田祐香選手がいつか優勝してプロテスト免除となると思っていただけに、正直まさかという思いです。
同世代の安田祐香選手よりも先にプロとなった古江選手。
実は、中学時代から常に安田選手よりも先(上)を行く存在でした。
では、二人の中学・高校時代の戦績を比較していきましょう。
古江彩佳と安田祐香の中学時代からの成績比較
学年 | 大会名 | 古江彩佳の成績 | 安田祐香の成績 |
中学1年2013年10月 | JJGAカルビージャパンジュニアゴルフオールスター全国大会 | 優勝 | - |
中学3年2015年8月 | 全国中学校ゴルフ選手権大会(山口県) | 優勝 | 3位 |
中学3年2015年11月 | 兵庫県中学校ゴルフ選手権秋季大会(中学3年の部)兼J3CUP | 優勝 | - |
中学3年2015年7月 | 関西ジュニアゴルフ選手権競技 | 2位タイ | 5位 |
高校1年2016年6月 | 平成28年度 関西高等学校ゴルフ選手権大会 | 優勝 | 2位 |
高校1年2017年1月 |
第9回朝日新聞杯関西学校ゴルフマッチプレー選手権大会 |
優勝 | 3位 |
高校2年2017年6月 | 第59回日本女子アマチュアゴルフ選手権競技 | 7位 | 優勝 |
古江彩佳選手がゴルフを始めたのは3歳一方、安田祐香選手は7歳とスタートの段階から古江選手が一歩リードしておりました。
中学に入り古江選手は、1年生時に全国大会で優勝するなどの活躍を見せております。
高校に入ってからも、2年の6月の日本女子アマで安田選手が優勝するまでは、どの大会においても常に古江選手は安田選手の一歩先(上)を行っていました。
この戦績からも、古江選手の実力の程が垣間見れます。
安田選手は、日本女子アマ優勝をきっかけに、ナショナルチームの一員となりその後、古江選手をしのぐほどの活躍を見せるようになります。
古江彩佳の高校時代の恩師が見るその実力とは?
古江選手の高校時代を知る滝川第二高等学校ゴルフ部監督の角谷慎吾氏は古江選手について
部員のなかで)一番安定感があり、信用度が高いのが古江でした。団体戦では一番確実にスコアを作ってくれる選手で、スウィングがいいから乱れないし、崩れないのが1番の魅力です。それが(卒業後)飛距離も出るようになり、正確さもすごく増してきました。
3年生の頃には、中学生として初めて兵庫県の国体選手に選ばれています。中学生のころから古江を見ていますが、(早く活躍できるのは)天性のものを持っていると思います。しっかりと練習する子ですし、自分の弱点をしっかりと把握し、その上で練習ができる子です。
ポーカーフェイスだが、内には闘志を秘めたタイプ
引用元:golfdigest-minna.jp/_ct/17312252
と述べられています。
古江選手のまじめにゴルフに取り組む姿勢が、監督の言葉から垣間見れます。
古江選手の過去の素晴らしい戦績は、もともと兼ね備えていた天性のものに、彼女のまじめでひたむきな努力が実を結んだ結果といえると思います。
また、安田選手についても 角谷監督は、
先に古江が全中(全国中学校ゴルフ選手権)を勝ってナショナルチームに入って……安田は(2017年の)日本女子アマに勝って、一気に変わったんです
引用元:golfdigest-minna.jp/_ct/17312252
と述べられているように、安田選手は日本女子アマ優勝をきっかけに、2018年からツアーにも参戦し上位入賞するなど大きな活躍を見せ、二人の立場が逆転していきます。
監督の言葉を借りるならば、古江選手はそんな安田選手の活躍を見てポーカーフェイスを装いながらも、その内に秘めた悔しい思いを胸に、努力を重ねていかれたのではないのかと思います。
まとめ
古江彩佳選手の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝は、偶然ではなく必然なのかもしれません。
プロになったのも安田選手よりも一歩先でした。(安田選手は、まもなく始まる最終プロテストを圧倒的な力でクリアすることでしょう)
この優勝をきっかけに古江選手の更なる活躍を期待するとともに、今後も仲良しの安田祐香選手とともに良きライバルとしてお互い切磋琢磨していっていただきたいと思います。
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