湘南ゴールドは皮に特徴あり!誕生秘話も
総務省統計局「家計調査」によれば、ここ数十年全国の消費者のみかん離れが進んでおります。
そんな中で、神奈川県のミカン農家の救世主として現れたのが
「湘南ゴールド」です。
主力のミカンの時期が終わった2月以降に出荷できる湘南ゴールドに農家の方々は大きな期待を寄せています。
湘南ゴールドの特徴と湘南ゴールド誕生秘話
湘南ゴールドは一人の研究者のこだわりによって生まれました。
その方は真子正史(まさごまさふみ)さんといいます。
真子さんが県の農業技術センターにお勤めの頃の32年前に遡ります。
当時ライバルとなる全国の産地が研究していたのは
”身が大きくて甘いミカン”
しかし、真子さんは、まったく逆のことを考えていました。
小さくて価値があって
ちょこっと食べれば
もう一つ食べたくなる
そんな柑橘を
作りたい・・・
真子さんは、何個も食べられるので甘みに加え、柑橘系の酸味も活かしたそんなみかんを開発したいと考えていました。
そこで目を付けたのが、湘南ゴールドの親である
黄金柑(おうごんかん)でした。
黄金柑の特徴は、手にすっぽり入るサイズで爽やかな酸味があり
味は濃い香りがあって甘酸っぱいのが特徴です。
しかし、黄金柑には致命的な弱点がありました。それは
皮が厚くてむきにくい!
この弱点を克服するために温州ミカンと掛け合せました。
納得のいく実ができるまで12年の歳月が経過しました。
そしてついに
皮ごと食べられる”新感覚みかん”が誕生いたしました。