『若おかみは小学生』が地上波(Eテレ)で放送が決定し、話題となっています。
なぜ放送前にも関わらず話題になっているの調査してみました。
『若おかみは小学生!』はなぜ話題に?映画の興行収入は?
主人公の年齢は小学6年生の席織子(おっこ)という女の子。
そんな女の子の成長する姿を描いた物語。
2018年9月21日に公開された映画です。
フランスの『アヌシー国際アニメーション映画祭』で100本以上の作品が出品された中から、わずかしか選ばれないコンペ作品に選ばれた作品です。
高坂希太郎監督は、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』や『風立ちぬ』などで作画監督を務めた方です。
監督作品には『茄子 アンダルシアの夏』(03年)、『茄子 スーツケースの渡り鳥』(07年)があります。
高坂希太郎監督は、対象年齢に偏りなく、全年齢を対象に心を動かす作品を作られる監督です。
主人公を始めとした登場人物を丁寧に描き、視聴者の方の心をグッとつかみます。
その演出方法は、安直に観ている人を泣かせるという作品ではなく、心のひだを刺激し、じわじわと感動を与え涙を誘います。
だからこそ、観た後の余韻が心に刻まれる、後味の良い作品となります。
この『若おかみは小学生!』は、映画の興行収入の出だしは好調ではありませんでした。
しかし、映画を観た方が
『この感動を伝えたい』
『映画のすばらしさを伝えたい』
『この映画を応援したい』
というコメントがSNSで拡散したことにより、観客動員数が大幅に増加して行きました。
『カメラを止めるな!』という映画も、同じような現象で製作費300万にも関わらず興行収入31億円となりました。
『若おかみは小学生!』の興行収入は、3億円超です。
『カメラを止めるな!』に比べたら少なく感じますが、観た人の心に刻まれる感動は、興行収入では測れません。
『若おかみは小学生!』が、地上波で放送されれば、多くの感動コメントがSNSに寄せられることでしょう。