野村克也(愛称:ノムさん)がお亡くなりになり、最愛の妻、野村佐知代(愛称:サッチー)のいる天国へ旅立たれました。
芸能界でもおしどり夫婦と言われていたご夫婦は、妻に先立たれるとその後を追うように夫も旅立たれます。
なぜ、男性(夫)は妻との死別の影響を受けやすいのでしょうか?調べてみました。
ノムさん天国のサッチーの元へ
野村克也さん(愛称:ノムさん)が最愛の妻サッチーこと野村佐知代さんのいる天国へ旅立たれました。
野村佐知代さんがお亡くなりになられたのが、2017年12月。
サッチーがなくなった後には
本当に俺もあとを追いかけて
あの世へ行きたいぐらいだよ
めっちゃ寂しい めっちゃ寂しいのと
男の弱さを痛感しています
とノムさんにしては、珍しく弱気なコメントをされていました。
いつも一緒に居た人がいなくなると、その人の有難み、自分がその人のことをどんなに頼りにしていたか痛感させられます。
野村克也さんは、妻の佐知代さんがお亡くなりになられた後は、さみしさを紛らわすために、部屋のあちらこちらに、佐知代さんの写真を飾られていました。
最近では車椅子で移動されるなど、肉体的・精神的にもかなり弱られていらっしゃいました。
2020年2月に最愛の妻サッチーの元へと旅立たれました。
妻がなくなられて約2年後となります。
男性は配偶者との死別の影響を受けやすい?
芸能界での妻に先立たれ、その後を追いかけるようにお亡くなりになられる夫がいます。
男性は、妻がいなくなると、その影響を受けやすいのでしょうか?
芸能界で妻に先立たれ、その後お亡くなりになられた男性(夫)
芸能界でもそんなご夫婦がいらっしゃいます。
長門裕之・南田洋子夫婦
妻の南田洋子さんを長らく介護していた夫の長門裕之さん。
南田洋子さんが2009年10月にお亡くなりになられると、気持ちも沈みがちになり、体調を崩さていた長門裕之さん。
その後2011年5月に、南田洋子さんの元へ旅立たれました。
妻がお亡くなりになられて約1年半後のことです。
津川雅彦・朝丘雪路夫婦
長門裕之さんの実の弟でもある津川雅彦さん。
晩年アルツハイマー型認知症を患っていた妻の朝丘雪路さんを介護していた津川さん。
妻の朝丘雪路さんが2018年4月にお亡くなりになられ、その会見に臨んだ津川さん。
肺炎を患った影響により鼻にチューブをさしての会見でした。
「(体調は)大丈夫じゃない。こんな格好をして大丈夫と言ったらウソになる」
と弱気なコメントを見せていました。
妻の朝丘雪路さんに対しては
「彼女を残すよりはいい結果になった」
とこれが公の場での最後のコメントになりました。
その後2018年8月に、朝丘雪路さんの元へ旅立たれました。
妻がお亡くなりになられて、わずか4カ月でした。
内田裕也・樹木希林夫婦
1973年の結婚後わずか1年半で別居生活が始まったお二人。
しかし、樹木希林さんは常に夫の内田裕也さんのことを気にかけていらっしゃいました。
その生き様が多くの人に共感と感動を与えた樹木希林さん。
2018年9月にお亡くなりになられました。
その後、内田裕也さんは2019年3月に、樹木希林さんの元へ旅立たれました。
お二人のご関係は、私たちには理解しがたいかもしれませんが、 深い愛で結ばれていたようです。
妻がお亡くなりになられて、半年後のことです。
男性(夫)が配偶者と死別の影響を受けやすい理由は?
男性(夫)は配偶者(妻)に身の回りのことを頼り切っている人たくさんいると思います。
私自身、炊事、洗濯、掃除等、全部妻に任せっきりで、妻が居なくなったことを考えるとぞーっとします。
実際、真剣に考えたことはありませんが、今回のノムさんのことで、少し自分を戒めなければならないと思いました。
世の男性もそんな方たくさんいると思います。
実は、それが男性が「死別」による影響を受けやすい要因の一つとなっているようです。
配偶者に先立たれた後、自活できるかどうか、つまり身の回りのことや家事を自分でできるか?
もしできなければ、死別の影響を受けやすいというわけです。
これは、アメリカのロチェスター工科大学が2012年に発表した研究結果です。
妻を亡くした男性の寿命は、同年齢の平均寿命よりも短くなる可能性が30%も高い
夫を亡くした女性はこうした傾向はみられない
まとめ
最愛の妻の元へ旅立たれた野村克也さんのご冥福をお祈りいたします。
そして、身の回りのことを妻に任せっきりの男性の方。(自分もそうですが・・・)
もう少し奥さんのお手伝いをしてあげましょう。
長生きするために・・・