岸本大紀の中学・高校は?青学(1年)でエース級!その実力とは?

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TOKYO, JAPAN - JANUARY 02: Runners compete during day one of the 88th Hakone Ekiden on January 2, 2012 in Tokyo, Japan. (Photo by Sports Nippon/Getty Images)

岸本大紀(きしもとひろのり)選手をご存じでしょうか?

現在、青山学院大学陸上競技部に所属し、1年生でありがら既にエース級といわれています。

そんな岸本大紀選手の出身中学、高校の情報とその実力に迫ります。

岸本大紀の出身中学、高校は?なぜ青学へ進学したのか?

岸本大紀選手の出身は新潟県です。

東京オリンピック出場を決めた服部勇馬選手も新潟出身です。

筆者も新潟ですが、新潟ってそんなに陸上(長距離)で強いのかって正直驚いてしまいます。

岸本大紀の出身中学と成績

岸本大紀の出身中学は、新潟県立分水中学校です。

岸本選手が陸上を始められたには、小学2年生の頃です。

きっかけは、お兄さんが陸上をやっていてその影響からです。

地元の分水陸上クラブに所属しておりました。

中学時代の成績は、3年生の時に全中3000メートルに出場、ラスト転倒というアクシデントがあったものの12位と健闘されております。

青山学院大学の原晋監督は、岸本選手の中学時代からその名前を知っていたようです。

中学ランキングに新潟にこんな子いるのかというような形で名前は知ってました。

その素晴らしい中学生が、どのように成長するのかずっと注目してました。

と原監督は述べられております。

岸本大紀の出身高校と成績

岸本大紀選手の出身高校は新潟県立三条高校です。

三条高校は、新潟県でも屈指の進学校であり、地元が分水であれば、最も近い進学校です。

地元では三高(さんこう)と呼ばれ、三校の陸上競技部は毎年全国大会に出場する選手が出る実績があります。

岸本選手は、県高校総体の5000メートルで3連覇という成績を残しており、高校1年生から活躍しておりました。

また、2018年11月には5000メートルの県高校記録を12年ぶりに塗り替えるという新潟県ですい星のごとく現れた県長距離界の希望の星です。

その記録とは、14分10秒35で、これまでの記録を2秒82上回りました。

全国高校総体(インターハイ)や国体においては、その実力を発揮できませんでした。

岸本大紀の青山学院大学進学の理由は?

全国大会では、好成績を残せなかったものの、中学時代から注目して、その潜在能力を見抜いてたのが青山学院大学の原監督でした。

岸本選手の原監督との出会いは高校2年生の12月です。

その時のことを岸本選手は

箱根駅伝が始まる前だったですけど

わざわざ学校まで来ていただいて

直接勧誘してもらったのが初めての出会いでした

と述べられています。

一方、原監督は

一時故障とかがあって伸び悩んでいた時期もあったようなんですけど

潜在能力が十分あったのでお声をかけさせてもらった

と述べられております。

原晋監督は、青学陸上競技部の監督をやられる以前には、中国電力のサラリーマンをやっており、社内一番の売り上げのトップセールスマンで「伝説の営業マン」と自称するほどです。

忙しい箱根駅伝前にわざわざ岸本選手に会いに行き、それも高校2年生の時に・・・

原監督の相手の心を掴む手腕と営業力が垣間見れます。

そんな出会いで、岸本選手は青学に進学し、原監督の読み通りに岸本選手はメキメキと成長しています。

岸本大紀の実力は?出雲駅伝・全日本大学駅伝の成績、原監督からの評価とは?

その成長は目を見張るものがあり、2019年10月には出雲駅伝、翌11月には全日本大学駅伝に大学1年生ながら出場することになります。

出雲駅伝とは?

出雲駅伝とは、箱根駅伝、全日本大学駅伝に並ぶ三大大学駅伝の一つとされています。

その中で出雲駅伝は最も歴史が新しい大会です。(1989年初開催)

毎年体育の日に開催。

三大駅伝の中では全体の区間が短いため、順位変動がめまぐるしいスピード駅伝となり「短距離のスピードレース」といわれています。

岸本大紀の出雲駅伝の成績

2019年10月に開催された出雲駅伝で最も短い(5.8キロ)スピード勝負の2区に出場した岸本選手。

なんと区間賞を獲得しました。

スタートダッシュから続くスピードが見ものの2区。

短い区間ながらエース級選手の投入もみられる2区で、1年生ながら区間賞獲得とはすごいです。

全日本大学駅伝とは?

三大駅伝大会の一つ。

毎年11月第一日曜日に開催。

日本国内の男子大学生チームを対象とした競技大会。日本の大学駅伝チームの日本一を決める大会で各地区の予選会もあり、各大学種目のインカレに相当する大会。

関東の大学は箱根駅伝があるため、その前哨戦と位置付けられています。

岸本大紀の全日本大学駅伝の成績

岸本選手は全日本大学駅伝で2区(11.1キロ)を走りました。

ここでは、区間5位で区間賞は獲得できませんでしたが、区間新記録を獲得するというハイレベルな争いでした。

タイムは31分51秒でトップとは、34秒差でした。

原監督からの評価

岸本大紀選手について原監督は

やはりエンジン 心臓がいいんでしょうね

苦しんでいる状況でも走り切れる能力を持っています

それ以前の問題として 

食事をしっかりと摂れる

夏合宿でもハードなトレーニングをしてもですね

しっかり食事・ご飯をたくさん食べてくれるので

それは体力つきますよね

原監督のエンジンに例えてのお話わかりやすいですね。

どんなに疲れていても、たくさん食事を摂れるというのは、単純なようでアスリートにとっては必須条件。

しっかりとエネルギーを補給することで、強靭なスタミナと体が作られるようです。

さらに原監督は(岸本選手について)

タイムトライアル・記録会・大会でも成果を出している

本当にエース級の存在を示してくれています

本当に頼もしい1年生が入ってくれたと思っています

このコメントからも岸本選手に対して絶大な信頼を置いているように感じます。

岸本大紀の箱根駅伝!原監督が明言!!

2019年11月に青学は箱根駅伝に向けた最終調整として選抜強化合宿を行いました。

そこにはもちろん岸本大紀選手の姿もありました。

現状に満足はしていますけどこのままの力では

箱根駅伝で勝負するとなった時に

まだまだ足りない部分があるのかなと思うので

またしっかりここで強化して

箱根駅伝ではさらに

出雲駅伝・全日本駅伝よりも力をつけて

チームの優勝に貢献できるような走りをしたい

と合宿での更なる強化・成長が期待できるコメントです。

まだまだ1年生、その伸びしろに期待ですね。

原監督も

彼は今、1万メートルの自己ベストがチーム2番目ですし

主力でチームの核となる選手に成長しています

「1年生だから心配・・・」

という要素がほぼほぼないんですね

ですから

(箱根駅伝の)起用につきまして、往路で使います

1・2・3・4区のどこかで 彼を起用します

と原監督からの箱根駅伝往路出走確定発言がありました。

さらに続けて

ほぼほぼブレーキないでしょう

スタートラインさえしっかり立てればですね

彼は自分の力以上のものを

いわゆる駅伝男の走り・快走をみせてくれるものと

思っております

と、原監督の岸本選手への期待が感じられるコメントです。

岸本選手も

青学に入って しっかり練習してきて

この大学で走るんだという気持ちになって

自分の目標として箱根駅伝があったので

そんな舞台で走れるということを幸せに思って

しっかり頑張っていきたいなと思います

と、箱根駅伝への抱負をのべられました。

1年生というルーキーイヤーながら、青山学院大学でその実力を開花させつつある岸本大紀選手。

そして、青学、原監督からの絶大なる信頼。

まだまだ底が見えない岸本選手。

同じ新潟県人として、テレビの前で応援します。

箱根駅伝楽しみです。

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